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露台
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バルコン
ふりがな文庫
“
露台
(
バルコン
)” の例文
旧字:
露臺
かつてツーロンの市庁の
露台
(
バルコン
)
が修繕さるる時、その露台をささえているピュゼーの有名な人像柱の一つがゆるんで倒れかかったことがあった。
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
そこからずっと向うへ長い廊下が延び、その端に大きな
硝子扉
(
ケースメント
)
。その外は
露台
(
バルコン
)
になっていて、そこに月の光があたっている。
魔都
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
裏通りの四五軒目の、玄関とも、
露台
(
バルコン
)
ともつかないような入口の作りつけられている家の前で、ウォルコフは、ひらりと身がるく馬からおりた。
パルチザン・ウォルコフ
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
そして最後に建築物に関しても、松江はその窓と壁と
露台
(
バルコン
)
とをより美しくながめしむべき大いなる天恵——ヴェネティアをしてヴェネティアたらしむる水を有している。
松江印象記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
なつかしい、然し何となく寂しいやるせない夏、夏は丁度白い服をきたヒステリーの看護婦の夕方の
露台
(
バルコン
)
に出て吹き鳴らすはるもにかのやうに何時も私に新らしい哀傷のたねを蒔かしめる。
桐の花
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
露台
(
バルコン
)
の
一握の砂
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
一同は思わず息を呑んで耳をすましていると、
露台
(
バルコン
)
の
硝子扉
(
ケースメント
)
をソッと閉める音がし、何者かが廊下の絨毯を踏んでこちらの方へ近づいて来る。
魔都
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
罎
(
びん
)
ならぶ窻のそば、
露台
(
バルコン
)
にダアリヤの花ただひとつ赤けれども
浅草哀歌
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
料理屋の軒の
点
(
とも
)
らぬ角燈に、
露台
(
バルコン
)
の青くさき芥子のにほひに
浅草哀歌
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
日は
向
(
むか
)
う
河岸
(
がし
)
の
家畜病院
(
かちくびやうゐん
)
の
頽
(
すた
)
れたる
露台
(
バルコン
)
を染め
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
暮れてゆく、ほの白き
露台
(
バルコン
)
のなつかしきかな。
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“露台”の意味
《名詞》
屋外に張り出した屋根のない板敷の縁。テラス。バルコニー。
紫宸殿と仁寿殿との間にある板敷で屋根のない場所。
(出典:Wiktionary)
“露台(バルコニー)”の解説
バルコニー (balcony)は、一般に建物から外部に張り出した手すりつきの開口部。露台(ろだい)ともいう。ベランダとの違いは、庇や軒がかかっているかどうかによる。
(出典:Wikipedia)
露
常用漢字
中学
部首:⾬
21画
台
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
“露”で始まる語句
露
露西亜
露出
露骨
露店
露顕
露地
露草
露呈
露見