“零々落々”の読み方と例文
読み方割合
れいれいらくらく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つき従う味方の兵は、零々落々れいれいらくらく、わずか五、六十騎。いかに励んでも勝算はないと思ったからである。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何処いずこぞ敵の中軍、曹操の陣や何処にある? ——と見まわしたが、四林のうちは、ただひろい空沢くうたく零々落々れいれいらくらく、草もねむり、木も眠り沈み、どこかにせせらぐ水音の聞えるばかりで
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)