がたき)” の例文
またなんぞあい関渉して教門のためにして政治その害を受くることあらんや。余よみてこの文に至り、おおいに了解しがたきおぼう。
教門論疑問 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
名医の診断は庸医の診断の全く誤謬なるを示すことあるがごとく、全能の神より見賜う時は不治と称する汝の病もまたがたきの病にはあらざるべし。
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
御連歌ごれんがのお相手にて御座の間より外へ出席なりがたきゆゑ非番の山内伊賀亮が對面たいめん致すとて面談せしに明日刻限こくげん通り參らるべしとの儀なりと述ければ越前守大きに悦び明日は大器量人たいきりやうじんの山内伊賀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)