“雑物”のいろいろな読み方と例文
旧字:雜物
読み方割合
ぞうもつ84.6%
ぞうぶつ7.7%
ぞうもの7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それよりも水底すいてい雑物ぞうもつの間に、何か舟の仲間への御土産になる様な品物が落ちていないかと、息の続く限り、泥の間を泳ぎ廻っていた。
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ホテルの台所で米のめしくことも出来ず、とう/\仕舞しまいには米を始め諸道具一切の雑物ぞうぶつを、接待がかりの下役したやくのランベヤと云う男に進上して、ただもらっもらうたのも可笑おかしかった。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「何だか埃々ごみごみしてるじゃありませんか、お正月が来るってのに、これじゃしようがないわ。私はまた、自分の損得にかかわらず、見るとうっちゃっておけないという性分だから……。もういつからかここが気にかかってしようがなかったの。」といろいろな雑物ぞうもの
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)