雑朶そだ)” の例文
雑朶そだと云って、吉蔵が無雑作むぞうさに取り扱うくぬぎの下積みの枝などには、滴り透った霜どけの水に、ぐっしょり、濡れ乍ら半分朽ちた、しゃりしゃりした葉が付いて居たりした。
かやの生立 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)