あらがね)” の例文
旧字:
二階の博刃はくじんは今し高潮に達したとみえ、ふみきる跫音あしおとあらがねとあらがねの相撃ちきしみあうひびき、人の心胆を寒からしめる殺気、刀気……ののしるこえ
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
あらがねあらがねのふれあうひびき。きしむ音、おめき声、立ち舞うあとの灰。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)