“野良声”の読み方と例文
読み方割合
のらごえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と太いすすけたような野良声のらごえで、——確に年上の奴に違いないが、然う言うのが聞えた。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
第一、野良声のらごえの調子ッぱずれの可笑おかしところへ、自分主人でもない余所よそ小児こどもを、坊やとも、あのとも言うにこそ、へつらいがましい、お坊ちゃまは不見識の行止ゆきどまり、申さば器量きりょうを下げた話。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)