ヒナ)” の例文
もと/\素朴なヒナの手ぶりが、都会に入つて本意を失うたもので、実は一年間の農村行事を予め祝ふにう木といふものゝ類で、更に古くは、祈年祭トシゴヒマツリ風に神を招き降す依代であつたと思はれる。
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
天ざかるヒナ長路ナガヂゆ恋ひ来れば、明石の海峡より大和島見ゆ(万葉巻三)