那一箇どつちか)” の例文
わたくしもこの間に入つた以上は、むなしく手を退く訳には行かんのです。貴下方をすくふ事が出来るか、出来んか、那一箇どつちかです。さいはひすくふ事が出来たら、私は命の親。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)