“道節”の読み方と例文
読み方割合
どうせつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
犬山道節どうせつ、石川五右衛門、天竺てんじく徳兵衛、自来也じらいや以上の幻魔術が現代に行われ得る事になりはしまいか。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
(私には限らない、当時の貸本屋フワンは誰でもだったが)信乃しの滸我こがへ発足する前晩浜路はまじが忍んで来る一節や、荒芽山あらめやま音音おとねの隠れ家に道節どうせつ荘介そうすけが邂逅する一条ひとくだり
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
犬山道節どうせつが森鴎外で、色は黒、花では紫苑しおん犬飼現八いぬかいげんぱちは森田思軒で、紫に猿猴杉えんこうすぎ。犬塚信乃しのが尾崎紅葉で緋色ひいろ芙蓉ふよう。犬田小文吾こぶんごが幸田露伴、栗とカリン。大法師が坪内逍遥で白とタコ。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)