“連衆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つれしゅう50.0%
つれしゅ16.7%
れんじゆう16.7%
れんじゅ8.3%
レンジユウ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あのうお客様。唯今八、九人づれのお方が、案内も待たないで上がってしまいましたが、本当にこちら様のお連衆つれしゅうなのでございましょうか」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「今宵は若殿にお連衆つれしゅがあるそうで、一人舞の御用意をなされて来てとのことですからそのお積りに願います」
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
義仲寺にうつして葬礼義信をつくし京大坂大津膳所ぜゞ連衆れんじゆう被官ひくわん従者ずさまでも此翁のなさけしたへるにこそまねかざるに馳来はせきたる者三百余人なり。
彼の節度に服した連衆れんじゅの敏感を利用したとは言いながらも、とにかくに時代の姿をこれほどにも精確に、後世に伝え得た者も少ない。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
自分が有識階級でないと言ふ事を知つてゐる連衆レンジユウと言ふものは、気取つた物言ひと言ふ事をしません。
国語と民俗学 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)