“輕蔑”のいろいろな読み方と例文
新字:軽蔑
読み方割合
けいべつ77.8%
ないがしろ5.6%
おど5.6%
さげす5.6%
べっかっこう5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はこの問ひを少し急ぎ氣味ぎみに出した。彼はこの申出に對して怒つた、或ひは少くとも輕蔑けいべつした拒絶を半ば期待してゐるらしかつた。
召抱へ候と云ば越前守殿否々いや/\かれ輕蔑ないがしろになすには有間じ是は正しき舊來きうらい家付の家來に付其もと我意がい異見いけんに及び兎角とかく邪魔じやまに成故ならん然樣さやう空言そらごと
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
打たれて擲かれて輕蔑おどされて、はては道ゆく車の輪にかけられて、今一歩の違ひにては一生の不具にもなるべき負傷の揚句、あはれか愛やと救ひあげられし大恩の主樣とても浮世はおなじ秋風に
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
うなると彼は、今日自分の遣つた事は、豫じめ企んで遣つたので、それが巧く思ふ壺に嵌つて智惠子に自白さしたかの樣に考へる。我と我を輕蔑さげすまうとする心を、強ひて其麽そんな風に考へて抑へて見た。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
ピータ かねぢゃいぞ、輕蔑べっかっこうをぢゃ。太鼓持扱たいこもちあつかひにしてくれるわ。