身素姓みすじょう)” の例文
と、楊志も古い以前の身素姓みすじょうまでいわれては、ちょっと赤面を覚えたのだろう。自然その真面目しんめんもくを見せずにいられなかった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これが、はからず天のひきあわせとなって、飲馬川いんばせん山寨上さんさいじょうにおける一夜の盛宴から、たがいに志をかたり、身素姓みすじょうを名乗り合い、ついに義を結ぶこととはなった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、各〻おのおの身素姓みすじょうを名のり合う。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)