“蹤(お)” の例文
今にして思へば政海の波浪は自(おのづ)から高く自から卑(ひく)く、虚名を貪り俗情に蹤(お)はるゝの人には棹(さを)を役(つか)ひ、橈(かい)を用ゆるのおもしろみあるべきも
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
初め渋木生、役(えき)して江邸に在(あ)り、余の西遊に必らず故あらんと意(おも)い、脱走して邸を出で余を蹤(お)わんと欲す。余の江戸に帰るに及んで、来(きた)りて余の寓居に投ず。生人となり孱々(せんせん)たる小丈夫のみ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)