“踐(ふ)” の例文
新字:践
われはロメオの夜な/\通ひけん石の階(きざはし)を踐(ふ)みて、曾(かつ)て盛に聲樂を張りてヱロナの名流をつどへしことある大いなる舞臺に上りぬ。
朝(あさ)踐(ふ)む風(かぜ)のささやきに
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫、薄田淳介(著)
足本國の外を踐(ふ)まざる我徒(ともがら)に至りては、只だその瑰偉(くわいゐ)珍奇なるがために魂を褫(うば)はれぬれば、今復(ま)たその髣髴(はうふつ)をだに語ることを得ざるならん。
朝踐(ふ)む風のささやきに
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
レジナに至りて車を下れば、われ等の踐(ふ)める所の脚下は、早く是れ熔巖熱灰のために埋沒せられしエルコラノの古市なり。