“跌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つまづ55.6%
つま22.2%
つまず22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まことに濟まぬ事ながら、われ若し強ひて踊り出でば、おのれ一人つまづき轉ぶのみならず、敵手の貴婦人をさへき倒すならん。
そうして、日記の白いままに八月に入ったある朝、——つまずいた夢でも見たのであろう、私は眼がめると、私はいつものように壁にしたかげを見ていた。浅黄色の美しい夜明けだ。
清貧の書 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
あとをも見ずしていっさんに走り出ずれば、心急こころせくまま手水口の縁に横たわるむくろのひややかなるあしつまずきて、ずでんどうと庭前にわさきまろちぬ。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)