よこ)” の例文
◎此の屋敷で一月一杯居りましたが、京都の西郷さんから京の屋敷へ来いと兵隊を迎へによこして呉れましたから、丁度晦日みそかに伏見を立つて京都の薩邸へ這入りました。
千里駒後日譚 (新字旧仮名) / 川田瑞穂楢崎竜川田雪山(著)
何故なぜはがきでもよこしはせぬ、馬鹿ばかやつがとしかりつけて、母親はゝおや無病むびやう壯健そうけんひととばかりおもふてたが、しやくといふははじめてかとむつましうかたひて、らう何事なにごと秘密ひみつありともらざりき。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)