“資金”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もとで50.0%
かね18.8%
しきん6.3%
おかね6.3%
もと6.3%
もときん6.3%
もの6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それジワジワとおいでなすったぞ。この大江戸の話ばかりが資金もとでいらずの資金というものさ。田舎いなかの女をたらすにはこれに上越うえこすものはないて」
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
資金かねに詰まって友達の生胆いきぎもを売って大間違いを仕出かしたのを幕切ちょんにして、立派にやめてしまいましたが
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それならば財政ざいせい整理緊縮せいりきんしゆくをし、國民こくみん消費節約せうひせつやくをして海外かいぐわいからものへらし、海外かいぐわい支拂しはら資金しきん必要ひつえうへらしてもつてこの難局なんきよくすくふよりほかみちはないのである
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
資金おかねはありますか」
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それでその少しばかり、運動の資金もとが要るんじゃが、どうだろう、え? と云われると、嘉吉はいつものように人の好い顔を崩して、そりゃ良さそうですな。
忠僕 (新字新仮名) / 池谷信三郎(著)
もっとも、若松屋惣七が、ひとりで資金もときんの全部を持ったわけではない。半分出したのだ。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
三十両一ト資本もとでと云うが、何様どんな事をしても五十両なければ十分てえ訳にはかねえが、其の上になお三十両も余計な資金ものがあれば、立派にそれで取附けますが、其の金をお前さん取れますか
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)