“貧乏臭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びんばふくさ66.7%
びんぼうくさ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次はさゝやかな四つ目垣にもたれて、芽を吹いたばかりの貧乏臭（びんばふくさ）い草花などを眺めて居ります。
銭形平次捕物控：298 匕首の行方 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)
平次は相變らず世上（せじやう）の春を、貧乏臭（びんばふくさ）く眺めて居るのでせう。
銭形平次捕物控：297 花見の留守 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)
袴（はかま）もつけず薄汚（うすよご）れた紺絣（こんがすり）の着流しで、貧乏臭（びんぼうくさ）い懐（ふとこ）ろ手をし、ぼんやりダンスをみているけれど、選手ではないし、招待側の邦人のひとりかとおもい
オリンポスの果実 (新字新仮名) ／ 田中英光(著)