“讖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しん92.0%
しらせ4.0%
しるし4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが世間の噂というものが妙に適中するものであるように、こうして親類たちの中傷の言葉が不思議にもしんをなしたのであった。
冥土行進曲 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
だものだから、近頃ぢや、貴方に逢ふとぢきに涙が出て、何だか悲くばかりなるのが不思議だと思つてゐたら、果然やつぱりかう云ふ事になるしらせだつたんでせう。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
四歳のときにひどく海を嫌ったのがそのしるしをなしたとでも云うのかもしれない。
海水浴 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)