“諸殿”の読み方と例文
読み方割合
しょでん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なのに明治天皇のお座所を中心とする諸殿しょでんだけは、宮内省やほかの官衙かんががすべて電燈化されても『電気にしていい』というお許しがないのだった。
美しい日本の歴史 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雪の御所内は諸殿しょでんの灯を遠方此方おちこちにちりばめて神々しいばかりである。供人ともびと殿でん法印ほういん以下は、衛府えふを入って、さらに中重なかえノ門までは参入したが、当然、そこからさきへは行かれなかった。