“誨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おし58.8%
をし23.5%
おしえ8.8%
おしゆ2.9%
さと2.9%
ヲシ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしいみじくも万葉の歌がそれが染め料になるべき事実を明かにおしえ証拠立てて居る事は全くの歌の貴い所であるというべきダ。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
「さう有仰おつしやつたら、私はどうして悔悟したらよろしいので御座いませう。荒尾さん、どうぞ助けると思召おぼしめしておをしへなすつて下さいまし」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
浅学にて古代騎士の状況に通ぜず、従って叙事妥当を欠き、描景真相を失する所が多かろう、読者のおしえを待つ。
幻影の盾 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
かれが母は人並ににじり書もすれば教へて代写させばやとやうやうに思ひかへしつ、第百七十七回の中音音おとね大茂林浜おおもりはまにて再生の段より代筆させて一字ごとに字を教へ一句ごとに仮名使かなづかいおしゆるに
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
何かにつけて若いものを教えさとすような口調で節子に話しかけた。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
時に、天照大神、倭姫命にヲシへて曰く、是の神風の伊勢の国は、常世の浪の重浪帰シキヨする国なり。傍国カタクニ美国ウマシクニなり。是国に居らむと思ふ。(日本紀)
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)