“角細工”の読み方と例文
読み方割合
つのざいく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、獣皮じゅうひ獣蝋じゅうろう膏薬こうやく角細工つのざいく馬具革ばぐがわ、袋ものなど、あらゆる獣産物じゅうさんぶつを売っている。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たれこしらへるものがて、それるらしい。破莚やれむしろうへは、あゐ絵具ゑのぐや、紅殻べにがらだらけ——ばあさんの前垂まへだれにも、ちら/\しものやうに胡粉ごふんがかゝつた。角細工つのざいく種々いろ/\ある。……
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
これが又珍らしい見物みもので、大変な人出が致します。切りました角は一週間の角祭りを済ました後春日様の出入商人へ払い下げられ、お土産の角細工つのざいくになって皆様の御調法を致します。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)