“角三”の読み方と例文
読み方割合
かくぞう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男の名は角三かくぞうといい、年は二十五。住居は小石川音羽おとわの五丁目、藪下やぶしたと呼ばれるところにあった。
お光さんは豊津とよつの女学校をやめて、家へ帰ったそうだ。またお光さんに縫ってもらった綿入れが小包で来るそうだ。大工だいく角三かくぞうが山で賭博ばくちを打って九十八円取られたそうだ。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
御光さんは豊津の女学校をやめて、うちへ帰つたさうだ。又御光さんに縫つて貰つた綿入が小包こづゝみるさうだ。大工の角三かくぞうが山で賭博ばくちを打つて九十八円取られたさうだ。——其顛末がくわしく書いてある。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)