“三角形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんかくけい45.5%
さんかくなり18.2%
さんかくがた18.2%
デルタ18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(いろは)のことなり、れば大廈たいか嵬然くわいぜんとしてそびゆれども奧行おくゆきすこしもなく、座敷ざしきのこらず三角形さんかくけいをなす、けだ幾何學的きかがくてき不思議ふしぎならむ。
神楽坂七不思議 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
猪子いぬしゝしてママおほきなものよ、大方おほかたいぬしゝなか王様わうさま彼様あんな三角形さんかくなりかんむりて、まちて、して、わたし母様おつかさんはしうへとほるのであらう。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
背は並より高いほう、目の大きい眉のこい三角形さんかくがたの顔であった。白いうなじがきとおるようにきれいで、それが自分にはただかわいかった。
落穂 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
はじめは、メディチのヴィナスのように、片手を乳の上に曲げ、他の伸ばしたほうのを、ふさふさとした三角形デルタ陰影かげの上に置いた。
紅毛傾城 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)