“観世物”の読み方と例文
読み方割合
みせもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二本でも時々観世物みせものなどに来ることがあります。これは「両頭の蛇」と云つて、蛇の不具かたはです。かはづ蜥蜴とかげなどにも、よくこんなのがゐます。
原つぱの子供会 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
屋敷へはいってからも、林之助は用のひまをみてお絹にたびたび逢いに来た。東両国の観世物みせもの小屋の楽屋へも時どき遊びに来た。
両国の秋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
つまらない観世物みせものを見にくより、ずっとまし、なのだって、母様がそうおいだから、私はそう思っていますもの。
化鳥 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)