“観世音”のいろいろな読み方と例文
旧字:觀世音
読み方割合
かんぜおん87.0%
くわんぜおん8.7%
かんのん4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
観世音かんぜおん四萬三千日、草市、盂蘭盆会うらぼんえ瞬間またたくまに過ぎ土用の丑の日にも近くなった。毎日空はカラリと晴れ、市中はむらむらと蒸し暑い。
戯作者 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
千一体せんいつたい観世音くわんぜおんかさなり立たすふる
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
浅草の中見世なかみせで買って来たお多福の人形が飾って有り、唐戸からどを開けると、印度物いんどもの観世音かんのんの像に青磁の香炉があるというのでなし、摩利支天様の御影みえいが掛けて有り、此方こっちには金比羅様のお礼お狸さま
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)