“見極”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みきわ75.0%
みきは16.7%
みき5.6%
みきわめ2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
加瀬谷少佐は、この日、ことのほか、にこにこしていた。こんどこそ、この地下戦車はうまくうごくであろうと見極みきわめていたからだった。
未来の地下戦車長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
けようと思ふ代りに、私は却つて思ひ切つて——それを見極みきはめたいと願ふのであつた。そしてイングラム孃は幸福な人だと思つた。
例のごしごし云う妙な音はとうとう見極みきわめる事ができないうちに病人は退院してしまったのである。そのうち自分も退院した。そうして、かの音に対する好奇の念はそれぎり消えてしまった。
変な音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
見極みきわめがつくと、やっと、っとした気持ちになったが、それでもまだ胸の動悸が頭の芯に、ジンジン響くのを意識しながら入口のところに突立っていた。
魔像 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)