“裳(モ)” の例文
脛に密着させるものは、筒袴とも言ふべきである。此が新しい意のはくで、襲衣(オスヒ)上袴裳(モ)だ。此は袴を括り上げる。脛ばきのはゞきの原形は、此である。
さう思うた刹那、郎女の身は、大浪にうち仆(タフ)される。浪に漂ふ身……衣もなく、裳(モ)もない。抱き持つた等身の白玉と一つに、水の上に照り輝く現(ウツ)し身。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
浪に漂ふ身……衣もなく、裳(モ)もない。抱き持つた等身の白玉と一つに、水の上に照り輝く現(ウツ)し身。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
浪に漂ふ身……衣もなく、裳(モ)もない。抱き持つた等身の白玉と一つに、水の上に照り輝く現(ウツ)し身。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
裳(モ)の襞(ヒダ)を作るのに珍(ナ)い術(テ)を持つた女などが、何でもないことで、とりわけ重宝がられた。袖の先につける鰭袖(ハタソデ)を美しく為立(シタ)てゝ、其に、珍しい縫ひとりをする女なども居た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)