“被遣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つかはされ66.7%
つかわせられ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「盆前とて所謂いはゆる書出してふ物被遣つかはされ、帖面なしのかけ取など御使にわたし申候。此中ののこりをさへに御受取可被下候。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
瑞雲院ずゐうんゐん様御幼名は法師丸と申され候、武蔵守輝国てるくに公御嫡男ちやくなんに御座あれども、七歳のおん時、おん父輝国公隣国筑摩つくま殿と御和睦おんわぼくあるに依つて、若君を人質として筑摩一閑斎殿いつかんさいどののおんやかた牡鹿山をじかやま被遣つかはされ
其許様そこもとさま御舟ニテ向島ニ可被遣之由つかわさるべきのよし被仰聞おおせきけられ重畳ちょうじょう御心遣ノ段忝奉存候かたじけなくぞんじたてまつりそろ然共しかれども今回小次郎ト私トハ敵対ノ者ニテ御座候、然ルニ小次郎ハ忠興様御船ニテ被遣つかわせられ私ハ其許様御船ニテ被遣ト御座候処
巌流島 (新字新仮名) / 直木三十五(著)