“衲子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のうし40.0%
のっす20.0%
とっし20.0%
なふし20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なるほど韓駒かんくの詩の、「言うかれ衲子のうしらんに底無しと、江南こうなんの骨董をり取って帰る」
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「俗は天意にかなはんと思ひ、衲子のっすは仏意に合はんと思ふ。」「身を忘れて道を存する。」畢竟これが——絶対者の意志に合うように「私」を去って行為することが
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
嘯詠寒山しょうえいかんざんに擬すの句は、このろうの行為にてらせば、矯飾きょうしょくの言に近きを覚ゆれども、もしれ知己にわずんば、強項きょうこうの人、あるい呉山ござんに老朽をあまんじて、一生世外せいがい衲子とっしたりしも、また知るべからず
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
なるほど韓駒かんくの詩の、「言ふかれ衲子なふしらんに底無しと、江南の骨董を盛り取つて帰る」
骨董 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)