蝉気せみけ)” の例文
耳をどう振っても蝉気せみけがないので、出直すのも面倒だからしばらく休息しようと、またの上に陣取って第二の機会を待ち合せていたら、いつのにか眠くなって、つい黒甜郷裡こくてんきょうりに遊んだ。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)