“蝉鳴器”の読み方と例文
読み方割合
ブザ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(これは風紀巡査かも知れないのだ)すると、信号の蝉鳴器ブザが低くうなりだす。階下からの合図だ。二階のタンゴは、そこで、片足をあげたままで停まらなくてはならない。
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
酒棚の上の蝉鳴器ブザが、むしろ、愛想よくジイ、ジイ……と、鳴りだす。
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
寝台の頭の上で蝉鳴器ブザが、ブウと鳴る。
キャラコさん:05 鴎 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)