“蜂須賀村”の読み方と例文
読み方割合
はちすかむら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勿論、邸の主は、この海東郷かいとうごう蜂須賀村はちすかむらの土豪で、姓名も代々、蜂須賀はちすかといい、小六ころくと称している。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこの蜂須賀村はちすかむらへはいると、すぐ何処からでも目につく笠形かさがたの丘がある。夏木立の鬱蒼うっそうとしているこの頃の昼間はただせみこえだった。夜は、大きな蝙蝠こうもりの影が月をかすめてまま飛び交う。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)