“蛋白”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たんぱく85.7%
しろみ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いま二人が坐っている真下あたりの縁の下で、何かの死体蛋白たんぱく乾酪チーズのように醗酵しかけていることを、はっきりと、覚った。
昆虫図 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
やれ、ドドに蛋白たんぱくを与えろ、もし黒猩々チンパンジーの血があればてきめんに衰弱するとか、食べものを減らして皮膚の色をみろとか……、そんなこと、それは動物にすることだと思いますわ。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
あわき物あに塩なくして食われんや、卵の蛋白しろみあに味あらんや」というは、いわゆる乾燥無味砂を噛むが如しという類の語であって、エリパズの言に対する思いきった嘲罵ちょうばである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)