“蒔付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まきつけ50.0%
まきつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
………四五日にして小屋の木材を切り取り、樹皮を剥ぎて屋根とし、且つ四囲をかこい、あるいは敷きて座敷とせり。………夫れより開墾して六月十八日迄に一反半を開き、燕麦からすむぎ牧草を蒔付まきつけたり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
蒔付まきつけ一町余
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
郊外は収穫とりいれの為にせはしい時節であつた。農夫の群はいづれも小屋を出て、午後の労働に従事して居た。の稲は最早もう悉皆すつかり刈り乾して、すでに麦さへ蒔付まきつけたところもあつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)