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葵祭
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あおいまつり
ふりがな文庫
“
葵祭
(
あおいまつり
)” の例文
西洋的なものから採入れようとする一般の風潮は彼の後姿に向っては「
葵祭
(
あおいまつり
)
の竹の
欄干
(
てすり
)
で」青く
擦
(
す
)
れてなはると蔭口を利きながら
食魔
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
「よウ、京都の
葵祭
(
あおいまつり
)
にも
人出
(
ひとで
)
はあるが、この
甲斐
(
かい
)
の
山奥
(
やまおく
)
へ、こんなに人間が
集
(
あつ
)
まってくるたあ
豪勢
(
ごうせい
)
なもンだなあ……」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御行 でしょう?……いや、これは私が、この
年
(
ねん
)
に一度の
葵祭
(
あおいまつり
)
の吉日を選んで、皆さんを喜ばせて上げようと思って、一月も前から考えていたことなのですよ。
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
第一を「
御簾
(
みす
)
の
間
(
ま
)
」と言い、第二が「奥御簾の間」、第三が「扇の間」で、畳数二十一畳、天井には四十四枚の扇の絵を散らし、六面の襖の四つは
加茂
(
かも
)
の
葵祭
(
あおいまつり
)
を描いた土佐絵。
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
京都の
壬生
(
みぶ
)
念仏や牛祭の記は見た事もあるがそれも我々の如き実地見ぬ者にはまだ分らぬことが多い。
葵祭
(
あおいまつり
)
祇園祭
(
ぎおんまつり
)
などは陳腐な故でもあらうがかへつて細しく書いた者を見ぬ。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
▼ もっと見る
葵祭
(
あおいまつり
)
が近づいた。その日になると、私は若い人たちを連れて、忍んで出掛けていった。
ほととぎす
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
……
葵祭
(
あおいまつり
)
の日あたりにでも、お迎えの車をこちらに寄越せたら、……と思っています。
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
そんな
葵祭
(
あおいまつり
)
が過ぎてから、殿は又かき絶えたように入らっしゃらなくなった。
ほととぎす
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
葵祭
(
あおいまつり
)
の日の午後。うららかな五月の
祭日和
(
まつりびより
)
である。
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
“葵祭”の解説
葵祭(あおいまつり、正式には賀茂祭)は、京都市の賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)で、5月15日(陰暦四月の中の酉の日)に行なわれる例祭。石清水八幡宮の南祭に対し北祭ともいう。平安時代、「祭」といえば賀茂祭のことを指した。
(出典:Wikipedia)
葵
漢検準1級
部首:⾋
12画
祭
常用漢字
小3
部首:⽰
11画
“葵”で始まる語句
葵
葵紋
葵亭
葵山
葵上
葵橋
葵色
葵亭翁
葵宗家
葵前