“葦原”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あしはら66.7%
あしわら25.0%
よしはら8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
葦原あしはらの中つ国はもはやすっかりたいらいだ。おまえはこれからすぐにくだって、さいしょ申しつけたように、あの国を治めてゆけ」
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
そのむかしの難波なにわ葦原あしわらは、埋めたてられ、切りひらかれ、はや掘割も縦横に掘られ、町地割のできた所には、商人の仮屋が軒を並べ始めている。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人心漸く泰平の娯楽をうつたへ、の芒々たる葦原よしはら(今日の吉原)に歌舞妓、見世物など、各種の遊観の供給起り、これに次いで遊女の歴史に一大進歩を成し、高厦巨屋いらかを并べて此の葦原に築かれ
徳川氏時代の平民的理想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)