“著(ぎ)” の例文
納棺の時にはごく新しい晴れ著(ぎ)を著せ、ふだん好きなおもちゃを添え——泥人形一つ、小さな木碗二つ、ガラス瓶二本——枕辺(まくらべ)に置いた。
明日 (新字新仮名) / 魯迅(著)
緋の山繭(やままゆ)の胴抜(どうぬき)の上に藤色の紋附の裾(すそ)模様の部屋著(ぎ)、紫繻子(むらさきじゅす)の半襟(はんえり)を重ねまして、燃えるような長襦袢(ながじゅばん)を現(あら)わに出して、若い衆(しゅ)に手を引かれて向うへ行(ゆ)きます姿を、又市は一(ひ)と目見ますと
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
潮じみて重ね著(ぎ)したり海女衣(あまごろも)
六百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
ふだん著(ぎ)に心涼しく神詣(まい)り
七百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)