“華々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はなばな93.5%
はな/″\6.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道を通る人も、乗る舟を見かけて集まるほどの人も、みんなこの華々はなばなしい景気に打たれて、眼を奪われないものは無いのです。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
男子一生の仕事として、これほど愉快で華々はなばなしいことは、他にあろうとは思われません。そこへ君臨してくださいましと。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
其處そこ米艦べいかん「オリンピヤ」がう投錨とうべうせるをば、此方こなた武村兵曹たけむらへいそう投手ピツチとして、彼方かなたおと名高なだかきチヤーチの一軍いちぐん華々はな/″\しき勝敗しようはいけつせんことを。
明かに彼女は自分を非常に奇拔きばつな、華々はな/″\しいものとして人々をおどろかせようと、一生懸命になつてゐるのであつた。