“菩提寺”の読み方と例文
読み方割合
ぼだいじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八十幾歳というがまだ元気な老僧が、人を掻分かきわけて前に現われる。大野村に現存する宮本家の菩提寺ぼだいじの住職で永幡智善えいばんちぜん師だとわかる。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
九七 飯豊いいでの菊池松之丞まつのじょうという人傷寒しょうかんを病み、たびたび息を引きつめし時、自分は田圃に出でて菩提寺ぼだいじなるキセイ院へ急ぎ行かんとす。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
私の実家(私は高村家の養子であることは前申した通り)の菩提寺ぼだいじが浅草松葉町まつばちょうにあるので其寺そこの坐敷を借りることにしました。