“荒神箒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くわうじんばうき50.0%
こうじんぼうき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
俺が荒神箒くわうじんばうきから辰巳たつみの方へ、かまくはで寸法をとる話をすると、千次郎は鎌の柄の八十七倍と鍬の柄の三十八倍と見當をつけて、飛んでもない方へ行つて搜してゐたんだ。
もうたねを明かしても宜いだろ、謎の文句を俺はう解いたんだ。——箒は荒神箒くわうじんばうき、それに變りはない。其處から辰巳たつみ(東南)の方へ二尺五寸のかまの柄の寸法で五十六だけ、つまり百四十尺行く。
隠坊おんぼう目塗めぬりの土をばらばらとはぎおとして鉄の扉をあける。鉄板のうえに砕けた骨が灰にまざってるのを荒神箒こうじんぼうきに長い柄をつけたようなものでかきだしてりわける。
妹の死 (新字新仮名) / 中勘助(著)