荒神箒くわうじんばうき)” の例文
俺が荒神箒くわうじんばうきから辰巳たつみの方へ、かまくはで寸法をとる話をすると、千次郎は鎌の柄の八十七倍と鍬の柄の三十八倍と見當をつけて、飛んでもない方へ行つて搜してゐたんだ。
もうたねを明かしても宜いだろ、謎の文句を俺はう解いたんだ。——箒は荒神箒くわうじんばうき、それに變りはない。其處から辰巳たつみ(東南)の方へ二尺五寸のかまの柄の寸法で五十六だけ、つまり百四十尺行く。