草穂くさほ)” の例文
知らない草穂くさほしずかにゆらぎ、少し強い風が来る時は、どこかで何かが合図あいずをしてでもいるように、一面いちめんの草が、それ来たっとみなからだをせてけました。
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)