“草埃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くさぼこり50.0%
くさぼこ37.5%
くさほこ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、民八の後につづき、野火のほのおを越えてゆくけもののような迅さで、草埃くさぼこりを揚げながら、街道の並木へ出た。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すると、その後に、もう一人ッ伏していた若い男が、いきなり草埃くさぼこりと一緒にね起きて
(新字新仮名) / 吉川英治(著)
棒だの、息杖だの、竹槍だの、小石だの、わあっと、旋風つむじになって、草埃くさほこりを巻きあげた。藤左衛門と三平は、身をもってその中へ突っ込んで行ったが、十歩押せば、十歩押し返して来る。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)