“苛苛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いらいら88.9%
いら/\11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或る朝は偏頭痛へんとうつうを感じてふでる氣力もなく、苛苛いらいらしい時を過した。それ等は私にとつては恐らく一生忘れがたところの、産みの苦しみだつた。
処女作の思い出 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
ゆき子はあかくなつてその男に挨拶を返したが、部屋を出て行つたきり、一向に戻つて来る気配もない様子に、苛苛いらいらしてゐた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
みんなの神経は苛苛いら/\として居るけれど
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)