“苗裔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びょうえい66.7%
べうえい22.2%
いえすじ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お恥かしい次第ですが、祖先は漢家のながれをくみ、劉氏の苗裔びょうえいで、自分は劉安りゅうあんと申すものでございます」と、答えた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
司馬穰苴しばじやうしよ田完でんくわん(一)苗裔べうえいなりせい景公けいこうときしん(二)けんち、しかうしてえん(三)河上かじやうをかし、せい敗績はいせきせり。景公けいこうこれうれふ。
そこから坂のほうへ二三軒行くと古道具屋がある。そのたしか隣の裏をずっとはいると、玄関構えの朽ちつくした僕の故家いえがあった。もう今は無くなったかもしれぬ。僕の家は武田信玄の苗裔いえすじだぜ。
僕の昔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)