“花蓙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はなござ50.0%
はなむしろ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて主人はまくりをしながら茹蛸ゆでだこのようになって帰って来た。縁に花蓙はなございてある、提煙草盆さげたばこぼんが出ている。
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
いう内に女房が出て来て上がり鼻へ花蓙はなむしろを敷いた、兼公はおれに許り其蓙へ腰をかけさせ、自分は一段低い縁に腰をかけた、兼公は職人だけれど感心に人に無作法なことはしなかった。
姪子 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)