“船戦”の読み方と例文
読み方割合
ふないくさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
広言のようですが、この孔明は、水上の船戦ふないくさ、馬上の騎兵戦、輸車戦車の合戦、歩卒銃手の平野戦、いずれにおいても、その妙を
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
オラーフ・トリーグヴェスソンが武運つたなく最後を遂げる船戦ふないくさの条は、なんとなく屋島やしまだんうらいくさに似通っていた。
春寒 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
あのアントニーがオクタヴィアヌスの軍勢を迎えてナイルの河上で船戦ふないくさをする、と、アントニーに附いて来たクレオパトラは、味方の形勢が非なりとみるや
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)