舟屯ふなだむろ)” の例文
舟べりがメリメリいう、がくだける、梶が裂ける。——夕方からここに舟屯ふなだむろして、何濤や仲間の合図を待っていた大小数十そうは、滝つぼの中の木ノ葉みたいにまれ始めていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)